レイヤとレイヤグループ

2019/12/09

ここでは、Jw_cadのレイヤについて案内します。

「レイヤ」バーと「レイヤグループ」バーには、それぞれの状態が表示されるボタンが並んでおり、ボタンを左クリックする事で、それぞれの状態を設定できます。

レイヤの概念

レイヤとは、例えるなら透明なシートを何枚も重ねたもので、1枚目(レイヤ0)に建築図面、2枚目(レイヤ1)に給排水衛生設備図面、3枚目(レイヤ2)に電気設備図面を作図しておくと、1枚目(レイヤ0)と2枚目(レイヤ1)を重ねれば給排水衛生設備図となり、1枚目(レイヤ0)と3枚目(レイヤ2)を重ねれば電気設備図となる。
このような使い方をJw_cad上で実現しているのがレイヤー概念です。

Jw_cadのレイヤ

Jw_cadでは16枚のレイヤを1つのグループとして、16グループあります。すなわち合計で256のレイヤを持つ構成です。
レイヤ番号は[レイヤグループ番号]-[レイヤ番号]で表現します。
例えば、レイヤグループ3の中のレイヤFは「3-F」レイヤと表す。

各レイヤおよびレイヤグループは、「編集可能」「表示のみ」「非表示」の3つの状態をもつ。

  1. 編集可能レイヤにある図形は、画面やプリンターに表示・出力されるだけではなく編集操作の対象となる。
  2. 表示のみレイヤにある図形は、画面やプリンターに表示・出力されるが編集操作の対象とはならない。ただし、「端点」「交点」などの読み取りや基準線を必要とするコマンドの基準線として選択する事は可能です。
  3. 非表示レイヤにある図形は、画面やプリンターに表示・出力されず編集操作の対象とならない。

《レイヤとレイヤグループの状態組合せ表》

《レイヤバーの構成》

レイヤバーの操作

マウスボタンを左クリックするたびに「編集可能」→「非表示」→「表示のみ」→・・・と切替わる。
マウスボタンを右クリックすると、対象レイヤが書込みレイヤとなる。